2013/12/19

表でアンカー付きオブジェクトを使う

こういう表が作りたかったんですよ。
え、何が? て思う人もいるでしょうけど、キモはセルの結合。
何も考えないでやってしまうとこうなる。

こうじゃない、こうじゃないだろ……!
表の下に塗りのオブジェクトを引けばいいんですが、位置合わせが面倒です。
  1. 結合しない状態で一度作ります。なお、行の高さは固定にします。
  2. この状態で表をコピーし、別テキストフレームにペーストします。テキストフレームは表と同一サイズにします。→A
  3. 元の表(B)からテキストを削除し、罫線も削除します。セル内余白をすべて0にします。
  4. Aの表の塗りの設定をなしにします。

  5. Aの表で、セルの結合処理をします。
  6. Aのテキストフレームを(表じゃないよ!)をカットして、Bの表の左上セルにペーストします。行の高さが固定なので入りきらないですが慌てずに。
  7. テキストフレームAが入っているセルを選択して、
  8. そのままescを押すと、セルの中が選択できます。(見えないですが、できています)
    この状態でオブジェクト>アンカー付きオブジェクト>オプションを実行。(中身が選択できていないと実行できません)
  9. 次のように設定。親文字からの間隔:カスタム
    アンカー付きオブジェクトの基準点:左上
    アンカー付き位置の基準点:左上 ※Y基準を設定してから
    X基準:列枠
    Xオフセット:0
    Y基準:列枠
    Yオフセット:0
    ※手動配置はどっちでもいいです
  10. こんな感じ。でもまだ完成じゃない!

    なんかヘン。塗りの開始位置が罫線とずれてる。
  11. これは罫線の幅分のズレです。なので、XとYのオフセット値を修正します。それぞれ、線幅の半分だけ、外に出してやります。(この表は罫線1mmです)

    表内で罫線の有無や幅が混在している時は、表Aの上端と左端での「一番太い幅」で考えます。※アンカーの基準点が左上なので

InDesignで横見出し


前々から、FrameMakerの「横見出し」機能はすごいすばらしい言ってるんですが、こないだひょんなことからもしかしたらInDesignでもできるんじゃないかと思ってやってみました。
CS6です。
ちなみに、横見出しとはこういう機能です。
矢印の順番にテキストが流れています。
InDesignでこういうことやろうとすると、横見出しと本文でテキストフレーム分けることになると思うんですが、それだとダメなときってありますよね。

さ、前置きはともかくやってみます。

  1. テキストフレームを作ります。段数を3にしました。フレーム内マージンは0、配置は上揃えで。
  2. 段ヌキは「なし」です。
  3. 本文の前で改段します。横見出しっぽくなりました。


  4. 本文を段抜きを2段(全段数-横見出し分の段数)にします。


  5. 段をぶち抜くための段落をいれます。これがミソ。すべての段を抜きます。
    ここではわかりやすくテキストをいれていますが、実際は見えなくなるように処理しましょう。
  6. あとは上と同様に。
  7. それぞれにスタイルを宛てて処理してみました。本文が長くなっても、ぶちぬき段のおかげでだいじょうぶです。ぶち抜き段は文字サイズ、行送りともに設定できる最小値にして色をなしにしてあります。さらに、本文のスタイルは「段落の開始位置:次の段」にしておくと、いちいち改段いれなくて済みますね。(ついでに「前と連動」もオン)
  8. ただちょっと問題もあります。フレームが途中でわかれるとこうなっちゃう。あくまでも段抜きの機能なので、仕方ないですね。
テキストフレームの段数は、横見出し幅に合わせて適宜変えてください。

2013/07/18

箇条書きトラップ~INDDフォローアップとして

InDesignの自動番号、テキストフレームがつながっていないと番号がつながらない「ことが」あります。
「ことが」と書いたのにはわけがありまして、この例のようにつながっていなくても連番になることもあります。
違いはココ。リストに注目。つながらないほうは「デフォルト」。箇条書きリストを設定していません。


想像ついてる人もいるでしょうが、つながってるほうはリストを設定しています。



で、リストの定義。「ストーリーを通して番号を継続」がオンになっています。これにより、つながっているみたいです。

ここをオフにするとリストを使っていても番号がつながらなくなりました。 でもなんか解せないのは、「ストーリーを通して」という文言。そもそもストーリー(テキストフレーム)はつながってないんだよね。 さらに調査。 A、Bの順にテキストフレームを作りました。テキストフレームはつながっていません。リストを設定しているので、連番になっています。
上下を入れ替えてみました。連番はママです。どうやらテキストフレームを作った順のようです。
でも、この順番じゃないだろ。ということでテキストフレームをB→Aでつないだら、こうなりました。
まとめ。 リストを使わないと、自動番号はストーリー内で連番。リストを使い、かつ「ストーリーを通して番号を継続」をオンにすると、『ストーリーがつながっていなくても』連番になる。 これ、ひょっとして誤訳じゃないか? だってストーリーを通して、でなかったら一体何の範囲で連番にするっての? ということで、英文Helpから英語UIを探しました。「Continue Numbers Across Stories」。 「Across」ですから「通して」ではなく「またいで」ですね。「ストーリーをまたいで番号を継続」。これなら納得。 さて、ここから考察。 この「ストーリーを通して」、デフォルトではオンになっています。なので、リストを定義するときに意識しないかぎりはママ、オンになっています。これ、オフのほうがいいような気が。意図しない順番で連番になる可能性があります。 考察2。 最初、リストを設定しないで自動番号を定義し、途中からリストを設定し直した場合。番号が変わってしまう恐れあり。これを防ぐにはリスト定義の「ストーリーを通して~」をオフにすること。そうするとデフォルトと変わることはない。はず。 てか、やめて。UIの誤訳。

INDD 2013 Osakaに登壇しました

さる7月13日、東京編に引き続き大阪編に登壇いたしました。
東京編での反省点やご指摘をもとに、デモンストレーション中心の内容にシフトしてお届けいたしました。いかがだったでしょうか……。
東京、大阪と二回やってみまして、自分が一番勉強になりました。
あやふやになっていたところを調べ直したりいろんな検証をしたりして、途中何度もくじけそうになりました。
いつも東京勉強会でスピーカーをいろんな人に依頼してお引き受けしていただいているわけですが、みなさん同じように御苦労された末のセッションなのだなぁ、と改めて感謝です。

あらためまして、ご参加いただいた方々、関係者の方々、ありがとうございました。

2013/03/05

INDD 2013 Tokyo (Spring)に登壇しました

登壇前にご案内するべきだったのですが。

さる3月2日に行われた、「INDD 2013 Tokyo (Spring)」に登壇いたしました。
最初におはなしをいただいたとき、自分なんかでいいのか? と思いましたが、何かのお役にたてるのであれば、とお受けすることにしました。

そしてあっという間に当日が過ぎていったわけですが。

ほんとうにありがとうございました。

来てくださった方。
来れなかったけれど応援してくださった方。
厳しいご意見をくださった方。

大変勉強になりました。

アンケートなどでいくつかご質問をいただいております。
今後、このページでお答えをしていきます。

アンケートには書けなかった、また当日は行けなかったけど、ご意見ご質問ご批判ご感想などございましたら、コメントをお寄せください。

お待ちしております。

最後に、
私にこの機会をくださったINDD 2013スタッフの皆さま、
とくに当日まで(いや今もまだ)大変お世話になったあかつきさん、あかねさん、
ありがとうございました。
次の大阪に向けてもうひと頑張りいたします。


2011/11/27

ありがとうございました

みなさまのお力添えで無事「DTPの勉強会 第五回」終了いたしました。
その後の懇親会でも欧文組版についての興味深いお話をたくさん聴くことができました。
自分にとっても大変勉強になりました。
あらためまして、こういう機会を与えてくださったことに感謝いたします。

しかし。
五時間も人前で何かする、というのはエラいことエネルギー使うもんですね。

僭越ながら、少し補足をします。
「日本語版で作ったものを英語版で開いても大丈夫なのか」という質問の件。
IDMLの翻訳をしていて知ったのですが、機能として各国語版に差異はないようです。
メニューに違いがあるだけ。日本語版にも、アラビア語のようにテキストを右から左に流すプロパティがあります。ただメニューにないので使えないのです。それと同じような状態になるのだと想像していただければよいと思います。
なので、どの言語版で作っても「理屈では」大丈夫なのだそうですが、ときとして不具合が起こる可能性がないとは言い切れない、というのは昔、Adobeの方からお聞きしました。
原因不明のエラーが起こる(特にテキスト周りで)のは、いろんな言語の版を渡り歩いたデータに多いよ、と仰られておりました。
ですので、セミナーでコンさんが仰られたようにバージョンはもとより言語も合わせるのがベターであることには間違いはありません。


2011/11/01

DTP勉強会第五回で聴き手を務めます

お久しぶりです。
すみません、一年以上ぶりですね。

さて、(と何事もなかったようにw)

来る11/26に開催されるDTPの勉強会でアシスタントと言いますか、スピーカーの方の相方を務めることになりました。
テーマは「欧文組版」です。
トリセツをやってると、欧文組版をする機会はさすがに多いのですが、いかんせんトリセツですから、そんなコリコリの組版はできていないのが現実です。
ですので、この勉強会は忘れかけていた理想の姿を思い出すべく、臨みます。

ところで、中には「組版ルールは編集者やライターが気にかけるところであって、DTPは原稿の指示通りに組みさえすればいいのだ。だから勉強など不要」と考えるひともいるでしょう。実際自分もそうでした。そうしたら、とある方から言われました。

「私たちが洋服の仕立て屋だとしましょう。私たちに依頼してくる客は、洋服に対しての知識のある人ない人、様々です。言えることは、少なくとも客より多くの知識を持っていなければ、いかなるレベルのどんな要望にも応えることはできない。だから客に知識を持てと要求するのではなく、依頼を具現化する作業者のほうが相応の知識を持たなければならないのではないでしょうか」

深く反省。
原稿の不備のせいにして業務に難癖つけてるようじゃまだプロとはいえません。
さて、当日までにもっと予習しておかないと。